『小さな森のつくりかた』
お庭づくりを始めた。とは言え僕もまだそれが「庭」なのか「ガーデン」なのか「森」なのか、それさえわかっていない。きっとその3つのどれでもありどれでもない、狭間のようなことをやろうとしているのだろう。
目次
2024年12月9日 Inner Listening and Attunement
2024年12月8日 丘が見える
2024年12月6日 草を刈る日々 / 刈った草をどうするか
2024年12月1日 初めての協力者 / 藤袴を植えた日
2024年11月26日 ウッドデッキエリアと周辺の植物たち
2024年11月23日 お庭の理想像を描く
2024年11月22日 今のお庭をマップに起こしてみる
📪 お手紙ポスト
文章を読んで下さってありがとうございます。
もし感じたことや、僕に伝えたいことがあったら、
こちらのフォームからぜひ書いていってやってください 👋
受け取って頂いたことが伝わると、とっても嬉しくなります。
お手紙ポスト
***
2024年12月9日 Inner Listening and Attunement
今日は午前中にチューリップを植えて、夏に野菜を収穫してから放ったらかしになっていた家の前のプランターたちに自生していた草を抜いたりと小さな整備作業をしていた。
家のリビングの目の前であるこの場所にはお花をたくさん植えていこうと思った。近々園芸屋さんに行って、かわいいお花を見つけたら持って帰ってみよう。
去年の冬にはたくさんチューリップに癒やしてもらっていた。今年の冬もまたチューリップと一緒に生きられたら嬉しいなあ。
午後からは引き続き草刈りをした。
これまでは刈り込んだ草をそこらに放置していたのだが、初めてそれをかき集めてひと山にした。なかなか大きな山になり驚いてカメラを向けたのだが、充電切れで撮れていなかったらしい。せめてこの場所ですごいだろと自慢したかったのに。残念である。
悩んでいた枯れ草の処理だが、夕方から病院から戻ってきたおじいちゃんが知らない間に燃やしていたらしい。にっくき彼らの最後の姿を見て拝みたかったのだが、その願いは叶わずに終わったようだ。
一緒にお庭づくりを進めてくれている人がいるというそのことだけで、こんなにもありがたいとは。おじいちゃんは、僕のお庭づくりの一番の協力者なのである。直感が、そう教えてくれている。
そういえば、『フィンドホーンの魔法』という本を読み始めた。同じくフィンドホーンの共同体について書かれた本『フィンドホーンの花』を去年の冬に読んでから、ちょうど一年くらいが経っていることになる。
僕もフィンドホーンの物語を読んで目覚めさせられてしまった人の一人だ。僕のお庭にも、愛情を注いでいたら妖精は来てくれるだろうか?
ということで、明日からもまた懲りずに草刈りの日々である。
だが少しでも現実(壁のようにそびえる草たち)から目を逸らしながら作業を進めたいので、時間ができたら園芸店に行って可憐なお花たちにうっとりして来ようと思う。
***
2024年12月8日 丘が見える
昨日のホームセンターは、空振りだった。
煙を抑えて枯れ草を燃やせるような二次焼却のできる道具が何かないか探しに行ったが、そういったものは見当たらなかった。煙が出てしまうのは諦めるとして、ドラム缶型のストーブが容量が開口部が大きく使いやすそうだったので、お金を貯めてこれを手に入れるのがいいかもしれない。
今日も午前中はお庭の投資のためにお金を稼ぐデザインの仕事をして、そして午後からはお庭仕事。ここ最近はこればっかりの日々だ。我ながらよく退屈しないなとも思うが、なかなか充実感のある毎日だ。友達にこの話をしたら「実直な日々だね」と言われた。確かに木こりのように実直な日々を最近は送っているかもしれない。
今日の作業はお庭の南部に広がる植物の刈り込みだ。理想マップではここは「果物の森」として、たくさんの果物を植えたいと考えていたエリア。現在すでにみかん、すもも、栗、いちじくが植わっている。
ススキ科らしき植物と、ツル条に覆いかぶさるように行く手を塞ぐ植物に覆いかぶさっている。
とにかく一心不乱に草刈り機をぶんぶんと振り回す。ツル状の植物はどこが茎になっているかなかなか把握しづらく、しかも地上部でツルが絡まって大きなひとつの植物となっているような様相を呈しているため刃が絡まり、とても厄介だった。
一時間ほどで丘のような場所が切り開かれた。刈った植物は点々とまとめているが、これもどこかのタイミングで全部ひとまとめてにして燃やせるようにしなければ...。
刈った植物は点々とまとめているが、これもどこかのタイミングで全部ひとまとめてにして燃やせるようにしなければ...。
ひとまずここ最近はずっと土地を切り拓いていく作業に没頭しているが、思考では刈った草をどう処理するのかということばかり考えている。もう、誰かに助けてほしいくらいである。それぐらいには困っているのである。
***
2024年12月6日 草を刈る日々 / 刈った草をどうするか
ここ数日間は、ひたすらに草刈り機をぶんぶん鳴らしながら草刈をしている。
「雑草と呼ばれている草だって、植物。一本一本が可愛いじゃないか。」なんて言っていた人間とは全く別人になったかのように、ものすごい勢いで枯れた秋の草たちを軒並み斬りつけていく。。。自分が怖い。
だがそんな鬼のような顔をして草刈り機をぶんぶん鳴らしていても、範囲が広く1週間ほどかけないと一通りは終わらなさそうだ。
さて、草刈り機をかけていく仕事は毎日順調に進んでいくとして(これまた楽観主義的すぎるような気がするが)、刈り込んだ草たちをどう処理すればいいのかが、次なる問題だ。
ぶおーんと回った円形の刃が、どんどんとススキ科の植物をなぎ倒して、大きなまりものように塊となっていく。僕が歩き回ったあとのお庭は、大きなまりもの群生地のような風景を作り出している。
燃えるゴミに出すのは、少し想像してみただけでも恐ろしい。一体何袋になるというのだ。ある朝に雑草がパンパンに詰まった大きな袋でゴミステーションが埋め尽くされている姿が目に浮かんでくる。そんな面倒な作業は僕には不可能だ。
YouTubeでいくつかの情報をリサーチしてみる。だがしっくりくる方法にはたどり着けない。
堆肥にするのは、すごく理想的だ。この方向性が一番納得感もある。だけど、これから冬がくるのだ。温度が下がると微生物の活動が停止し、発酵分解は進まなくなってしまう。
または、燃やすか。このあたりは田んぼが多いこともあり、周りでも藁の山などを燃やして処理することはある程度一般的だ。だが火の粉が移ってどこかの家などに燃え移ってしまうのがとても心配だし、煙が出てしまうので洗濯物などを干している家などを見ると申し訳ない気持ちになってしまう。(これからの僕の生きやすさのために、近隣での評判をできるだけ損ないたくないという情けない内面心理もある。)
明日あたり、ホームセンターに行って安全に(そしてできれば煙を抑えて)燃やすようなドラム缶みたいなものを探しに行ってみよう。
***
2024年12月1日 初めての協力者 / 藤袴を植えた日
思いもよらない協力者が、このプロジェクトに現れた。
それはなんと、恋人の父親である。びっくりである。困った。いや、困っていない。ありがたい。だけど事実として僕は多少困惑している。
恋人にこの庭づくりのプロジェクトの話をしていたら、彼女の父親は趣味としてガーデニングに長らく取り組んでおり、プレゼントに藤袴(ふじばかま)を二株あげたいと申し出てくれたのだった。
ノートの対話を通してもう一人の自分にある日、「未来に協力者が現れる」と言われたのだけど、まさかそれが恋人の父親だなんて、想像だにしていなかった。さすがに面食らってしまった。
当日、彼女のお父さんは家まで車で来てくれて、そして藤袴を植えるのを手伝ってくれた。
土づくりにとっても詳しくて、植物のための肥料や、土をよくするための堆肥まで一緒に持って来てくれた。
僕は彼女のお父さんの指示に従って、別々の場所に穴を掘った。そこにせっせと、大きな藤袴の株をひとつずつ植えていってくれた。
そして簡単に、これからのお世話の仕方(水やりの頻度だったり、冬の過ごし方だったり)を教えてくれてから、颯爽と去っていったのだった。
とってもかわいい桃色のふさふさとしたお花をつけている。
秋の七草でもある藤袴には、アサギマダラという水色の美しい蝶が遊びに来てくれるらしい。
来年の秋が、とっても楽しみだな。
一年を通して植物から豊かさを受け取れるようなお庭になってくれたら、どれだけ嬉しいだろう。
***
2024年11月26日 ウッドデッキエリアと周辺の植物たち
今日も朝からモーニングページを通して、やるべきことをきいてみた。
ノートの"もう一人の自分"からは「作り進めているマップをもう一度見なさい。そうすれば今日やるべきことが分かります。」と言われた。
毎朝の習慣になっているもう一人の自分との対話を終えてから、僕はとりあえず昨日まで作っていたマップを再び開いてみることにした。
マップを眺めていると、今日やることは「最初に取り組むべきことを知る」または「植えたい植物がわかっていく」あたりのことだと分かった。
なので最初に、取り組むべきエリアを決めて「NEIGHBORHOOD GARDEN」という名前をつけた。
そして直感に従って、2つのデザインを作り始めた。
まず1つ目は、このエリアに植える植物のリストだった。
ピンタレストで気になったお庭から、その木の種類を調べて植えたい木をリストアップしていった。
また、お庭の区画づくりのアイディアも集めてみた。
どんどんと植えたい植物が出てきてくれて、驚いた。以前にお庭に木を植えたいなと思ったときには、全然思いもつかなかったし、決められなかったのに...。取り組むべきタイミングみたいなものを待つのって重要なことなのかもしれない。
そして2つ目に、ウッドデッキのアイディアを集めて、最終的な理想の形を描いてみた。(昨日まで考えていたものから大幅に欲張りになっちゃった。)
YouTubeやWeb記事などで、ウッドデッキの工法についてもいくつか検索してみた。だけどメインストリームとなっている工法は、僕にとっては基礎工事の部分が重すぎるように感じられた。
ダイナミックに後からパーツを動かせたり、組み立ててからも少しずつ配置や構造を変えていけたりするような柔軟性のある作りが必要だと思った。
YouTubeで、簡略化した基礎部分でウッドデッキを作っている動画を見つけた。これなら作っていけるかもしれないと感じた。
不安なことや課題が、どんどん新しく出てきた。
本当にウッドデッキを僕だけの力でつくっていくことができるのだろうか?
冬には作業が進まなくなるかもしれないが、大丈夫だろうか?
資材の運搬のために軽トラックと、さらには組み立てのために丸ノコも必要になってきそうだ...。
やっていくことは山積だが、何だかとってもワクワクしてきている。
このお庭づくりの過程を、動画にもしていけたらいいな。
***
2024年11月23日 お庭の理想像を描く
今朝もノートに向かって、昨日の僕の一日の採点と、今日のやることについて尋ねてみた。
昨日のお庭づくりの仕事は、98点~99点と返ってきた。素晴らしいスコアだ!正直に、嬉しかった。
でも欠けた2点~1点はなんだろう?そう思って尋ねてみたら、お庭づくりの作業について考えることが楽しい感覚があるなら、もっと思うままにやり切ってみてもいいとのことだった。自分の感覚に素直に生きていく深い勇気がほしい。
「お庭づくりは、今あなたにとって最も重要な仕事です。朝の一番最初に取り組んでください。」と言われているので、今朝もモーニングページを通して対話をしたあと、昨日の作業の続きに早速取り掛かることにした。
今朝はまず、Google Mapの衛星画像を使って、土地の形状や、建物の縮尺を合わせていく作業から始めた。
現在2つの土地があるのでそれぞれ、家の建っている土地を「ガーデンエリア」、用水路を挟んで向こう側にある土地を「ファームエリア」と区分けしてみた。
なかなかにときめいたので、これはとってもいい作業だっと思う。
とはいえ基本的には、北部(下の緑色の土地)のガーデンエリアに最初は集中していくことになりそうだ。畑は気分転換くらいの気楽さでやることにしよう。
そして昨日作成していたマップの縮尺や建物・すでに植わっている植物の配置などを調整して、さらに各エリアのコンセプトを洗練させていった。
こんなに素敵なお庭になるまで、一体どれくらいの年月がかかるんだろう...。
どきどきしながら想像を膨らませていく気持ちと反対に、不安も押し寄せてくる。
こんなに大変なことに、ものすごい時間とお金を注ぐ意味があるんだろうか?
もっと絵を描きたいし、個展やイベントをたくさんしたい。なのに今、それも唐突に、お庭づくり?これってそんなに意味のあることなんだろうか...。
だけどもう、遅かった。
ノートでの対話を通して言われたことは、遅かれ早かれ僕にとって避けられない事実となっていくのだった。
ちょうど一年前には、お家の二階、現在のアトリエの部屋の天井と壁を壊し始めた。あのときも、随分と前から直感的に「天井と壁を壊し始める」という仕事について重要だという感覚があった。
でもそれを無視して、半年くらいは経ったと思う。年末頃になってもやっぱりその直感の確かさが消えなかったので、「やっぱりやるしかないのか...」と腹をくくって(というか半ばヤケクソで)バールを握って天井に思い切り穴を開けてみた。
天井の小さな穴からどんどんと破壊は進み、結果としてアトリエの部屋は一気にときめく空間になってしまった。愛情の溢れている部屋になった。
家を支えてくれていた立派でカッコいい梁が姿を表し、石膏ボードを支えていた木材の格子は、壁一面に広がる本棚になったのだった。
今回の直感も、去年のそれと同じ類のものだった。
さらに今はあの頃よりもずっと、自分自身の存在と、そして世界への信頼感がぐっと深まっている。
運命は「命が運ばれる」と書かれるが、僕の存在が大きな流れに運ばれていくことに、心と体を思いっきり委ねられるようになったような気がする。
さて、これからどうなっていくことやら...。
***
2024年11月22日 今のお庭をマップに起こしてみる
ついに、お庭づくりを始めた。
とは言え僕もまだそれが「庭」なのか「ガーデン」なのか「森」なのか、それさえわかっていない。きっとその3つのどれでもありどれでもない、狭間のようなことをやろうとしているのだろう。
最近、心の中のもう一人の自分と対話をするような形式でノートを書くようになった。
僕が質問を投げかけると、優しく、そしてときに厳しく返答をしてくれるのだった。
今日も朝一番にノートで、今日やる仕事をきいてみた。
「絵を描こうとせず、あなたのデザインの技術と経験を活かすことから始めなさい。」と言われた。
僕はお庭の想像の絵を水彩で描こうと考えていたので、何だか不服な気持ちになった。
だけど、やってみるしかないかあ。
そう思ってデザインツールを立ち上げてみると、何だかむくむくとやる気が湧いてきた。
まずは、現状のお庭の状態のマップをつくってみた。
こう見ると、今でもかなりの木が植わっているように見える。
ほとんどが、もともとおじいちゃんが植えて育ててくれていた果物の木だ。
そしてこれから作りたいお庭の理想図を作ってみることにした。
あくまで設計図というよりは、アイディアを拡げていくためのプロセスとしてマップを作成してみた。
もしかしたらこれまで僕がデザインをしてきたのも、このときのためだったのかもしれない。色々なことがつながっていく不思議な感覚を覚えた。
そして、つくってみて分かったことがたくさんあった。
瓦礫の撤去や資材の運搬のために軽トラックを早めに購入する必要があること。
全体を愛情の込もった場所にするには、かなりのお金と時間がかかること。
これからどれくらいこのお庭づくりの仕事に打ち込んでいくのだろう?自分でもまだ分かっていないのだから、笑ってしまう。年老いて動けなくなるまで続けているのかもしれないし、1ヶ月後には全然別のことに打ち込んでいるのかもしれない。
それでも、直感がそう言っている限りは続けていこう。このお庭づくりの仕事が、僕にとっても、そして僕の周囲にとっても今いちばん大切なことらしいから。
